株式会社NAC
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地域のマルシェから広がる脱炭素――株式会社NACが挑戦した「脱炭素野菜」の販売実証
ナッジとは、人に強制するのではなく、「ついそうしたくなる」仕組みで行動を後押しする考え方です。環境分野でもこの発想は重要で、日常の買い物や選択の中で、自然と脱炭素につながる行動を選べるようにする取り組みが進められています。環境省でもこうした考え方を活用し、市民の行動変容を促すさまざまな実証が行われています。
私たち株式会社NACは、この考え方をもとに、長野県塩尻市で開催されたマルシェにおいて、脱炭素商品の販売実証に取り組みました。地域の方々が集まるこの場で、「脱炭素をどうすれば身近に感じてもらえるか」をテーマに、実際の購買行動を通じた検証を行いました。
NACが主に担当したのは、地産地消の野菜の販売です。単なる地元産野菜ではなく、そこに「脱炭素」という価値を組み合わせた「脱炭素野菜」としてプロデュースしました。これは、秋田県で先行的に取り組んできたモデルを、塩尻という新しい地域で展開する試みでもありました。
具体的には、地元で生産された野菜に対して、その環境価値やストーリーを丁寧に伝えながら販売することで、「ただの野菜」ではなく「選ぶ意味のある商品」として提示しました。環境に配慮した選択を、無理に促すのではなく、自然と選びたくなる形で届けることを意識しました。
マルシェの現場では、やはり野菜は来場者の関心を集めやすく、特に見た目の良さや鮮度、地域ブランドといった要素が重要であることを改めて実感しました。一方で、価格帯や品ぞろえによって購買数が左右されるなど、リアルな市場の反応も得ることができました。
また、同じブースでは、ペットボトルキャップを再利用した「コマ」も販売されていました。こちらは障害者施設で制作されたアップサイクル商品で、環境価値を付加することで「脱炭素商品」として提供されたものです。子どもたちを中心に関心を集め、楽しみながら環境に触れるきっかけとして機能していました。
こうした複数の商品を並べて販売することで、「食べる」「遊ぶ」といった異なる切り口から脱炭素を体験してもらうことができました。特に印象的だったのは、商品そのもの以上に、来場者との会話が購買行動に大きく影響していた点です。脱炭素の仕組みや意味をその場で説明すると、納得して購入していただけるケースが多く見られました。
今回の実証を通じて、脱炭素は単なる環境対策ではなく、「コミュニケーションの設計」であるということを強く感じました。どれだけ良い商品でも、その価値が伝わらなければ選ばれません。一方で、共感や納得が生まれれば、自然と行動につながります。
また、自治体と連携し、地域のマルシェという場で実施したことも大きな意味を持ちました。地域の文脈の中で取り組むことで、来場者にとっても受け入れやすく、「自分たちの取り組み」として感じてもらいやすくなります。
NACとしては、今回の塩尻での実証は、秋田での取り組みを他地域に展開する第一歩となりました。地域ごとに特性は異なりますが、「地産地消」と「脱炭素」を組み合わせることで、新しい価値を生み出せる可能性を改めて確認することができました。
今後は、こうした取り組みをさらに発展させ、日常の買い物の中で自然と脱炭素が選ばれる仕組みを広げていきたいと考えています。小さなマルシェでの実験ですが、その中には、これからの社会を変えていくヒントが確かにあると感じています。
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